2023.10.04
長瀬 洋裕CREI特任研究員が全国空き家対策コンソーシアム設立記者会見にてCREI WP No.2「住環境悪化に伴う長期空き家の外部性:東京圏の人口減少都市における検証」を紹介いたしました
令和5年9月28日全国空き家対策コンソーシアム設立記者会見にて、長瀬 洋裕特任研究員がCREI Working Paper (WP) No.2「住環境悪化に伴う長期空き家の外部性:東京圏の人口減少都市における検証」(鈴木 雅智(東京大学経済学研究科特任助教)、樋野 公宏(東京大学工学系研究科都市工学専攻准教授)、武藤 祥郎(東京大学経済学研究科特任教授))を紹介いたしました(著者の肩書はWP発表当時)。
同コンソーシアムは、全国共通の課題である空き家の増加抑制、また空き家問題に向き合うESG経営の体現、CSR活動の推進を目的とし、参画事業者・団体間にて専門ノウハウを共有することで、空き家所有者への啓発活動を強化し、空き家の増加抑制の実現を目指します。
この度の記者会見では、CREIにてまとめられた研究成果を踏まえ、長期間の空き家の放置が単なる個人の資産の問題ではなく、周囲の不動産資産価値やエリア価値にネガティブな影響をもたらす可能性を紹介し、所有不動産の管理に関する社会的責任と行政等の取組が必要であり重要であることについて社会的認識を深める必要性に言及しました。
CREIは、引き続き空き家に関する調査研究を進めるため、全国の空き家に関するデータ及び情報の収集と、今回のような学術成果を一般に広く共有することを目的としつつ、同コンソーシアムが多様な主体の取組を共有して空き家対策に関する社会的な認識の段階が上がるという社会的意義に期待して、同コンソーシアムに参画いたします。
(参考)
○全国空き家対策コンソーシアム HP
○CREI WP No.2「住環境悪化に伴う長期空き家の外部性:東京圏の人口減少都市における検証」